WPJ40-10をモバイルルーター用途として使った感想

auからmineoにMNPで移行して通信代も下がり、2年縛りなどからも解放され、ハッピーなこの頃です。

ただmacbookを最近持ち運んだりするのでネット環境が欲しいのですが、auiPhoneではmineo的にテザリングができません。そこでもう一つSIMを契約してモバイルルータ用として使いたいなと思い始めました。mineoで追加でデータ専用プランを契約しても、パケットをシェアできるので余った分は本回線にチャージできて、1回線で容量を増やすのと総額がほとんどかわらないので。

それでモバイルルーターを探そうかと思ったのですが、最低でも1万円以上はしてくる代物。それだったらテザリング専用のスマホをもう一台買ってもいいのではないか、その方がいろいろ楽しそうと思って、スマホを見ていました。そうすると、NTT-X StoreでWPJ40-10 というWindow 10 mobileのスマホが5000円弱で売っていました。前置きが長かったですが、値段につられてテザリング用として購入したWPJ40-10をあくまでモバイルルーターとして見たときの感想を書いていきます。

売れ筋モバイルルータとスペックを比較

価格.comSIMフリーモバイルルーターで1位(2017/1/21現在)になっているAterm MR04LNと比較して見ます。なお、MR04LNは出張に行く時に会社から借りたりしてよく使っています。

項目 WPJ40-10 Aterm MR04LN
サイズ 62.8 × 124.5 × 9.9mm 63 × 111 × 11mm
重さ 136.8g 111g
対応LTEバンド 1/3/8/19 1/3/8/11/18/19/21/17
WiFi IEEE802.11 b/g/n IEEE802.11 ac/n/a/b/g
SIMスロット microSIM microSIM*2
バッテリー容量 1800mAh 2,300mAh
連続待ち受け時間 最大約150時間 休止状態時 約250時間
ウェイティング時 約30時間

まず大きさはほぼ違いがありません。 重さはややWPJ40-10の方が重いですが、手にとって使うものではないので、持ち運びだけを考えればほとんどきになる違いではありません。

対応バンドですが、MR04LNの方が広くカバーしています。ただ、docomo系を使う場合はWPJ40-10もプラチナバンド含め主要なバンドは抑えていますので、困ることはないと思います。

WiFIは11acなどに対応していません。ただ、モバイルルータとして使う場合、速度のボトルネックは基本LTEになるので、WiFiの実行速度的にはacでなくても影響はほとんどないのではないかと思います。使用していてきになることはありません

SIMは1枚しかさせませんので、DSDSをしたい人には当然むきません。自分的には困りません。

バッテリー容量は小さめです。ただのちに述べますがバッテリーがすぐに減って使いにくいということはありません

実際につかってみてどう?

だいたい一週間ですが、通勤途中や昼休みにテザリングする目的で持ち歩いて見ました。 印象としては、バッテリーは十分持つなぁというところです。WiFiテザリングをしたままにしても(Macbookがスリープしながら繋がっている状態)、朝から夜まではなんとか持ちました。 Bluetoothのみにすれば1日は十分余裕です。

スマホと考えると液晶は悪いですが、モバイルルータと比較したら画面は(当然ですが)格段によいです。タッチパネルの使用感もよいです。

一方でレスポンスにはちょっとストレスを感じます。 画面が消えている状態で電源ボタンをおして画面がつくまで、1秒くらいかかってしまい「あれ、ボタン押し損ねたかな」ともう一度押してしまうとことがよくありました。ここは減点ポイントです。(起動してからの操作レスポンスは良好です)。ただモバイルルーターと考えれば(以下略)

初期設定という意味では、モバイルルータよりも手がかかります。スマホの設定をしなければいけないですから・・。 mineoの情報はもともと入っていたので、SIMをさして、mineoを選択するだけで無事に繋がりました。 ただ、Windowsアップデートが時間がかかります。まあiOSでも通る道なので、スマホと考えれば仕方ないですが・・

着せ替えカバー(色違い)、液晶保護シートが製品に付属しているのはポイント高いです(特に保護フィルム)。

便利機能

Windows 10 mobileにはMS-TTCという機能があります。これは、Windows PCなどからBluetoothでペアリングしたWindows 10 mobileのテザリングをオンにすることができる機能です。つまり、普段はテザリングをオフにして持ち歩いておいて、カバンからスマホを出さなくても必要に応じてPCからテザリングをオンにできるという優れものです。

ただ、Windows 10には標準機能として搭載されているのですが、Macには当然そのような機能はありません。。。自分はMacbook使っているので恩恵は受けれないかと思いつつ、MS-TTCはオープンなプロトコルらしく、仕様が公開されていました。

「自分で実装すればMacからでもできるんでは!?」と思って試したところ、無事MacからWPJ40-10のテザリングをオンにすることができました!これで普段テザリングオフで持ち運べるようになったのでかなり便利に。この辺りはまた後日まとめます・・。

結論

もちろんモバイルルーターに特化したMR04LNなんかと比べてしまうと、スペック的には落ちる点は多いですが、普通に使う分には十分モバイルルーターがわりとして使えてます。docomoだったら十分電波拾いますし、バッテリーも十分もちます。

しかも、Windows 10 mobileが触れるというおまけ付き。モバイルルーター用途だけでも十分すぎるほどお買い得だと思います。