自宅サーバとして使用する基本
AS3102TはApacheなどの基本的なサーバとしての機能は、Webインターフェース(AMD)で設定することができます。
公式のサポートページなど色々説明がありましたので、参考にしながら設定すれば基本的な機能は使うことができます。
それ以上に色々しようと思った場合は、端末にSSHでアクセスできるようにして(ADMのサービスから端末を選択、SSHサービスを有効にする)、コマンドラインから各種設定を行うことで実現できます。
ASUSTOR NASのOSはAMDと書かれておりますが、カスタマイズされたLinuxのようです。ただ、通常のディストリビューションとは色々違うので、苦労します。
entware-ng
apt-getのようなパッケージ管理ツールですが、ASUSTOR NASではentware-ngというものが利用できます。entware-ngはApp Centralからインストールできます。まずはこれをインストールします。その後、SSHでログインし、色々必要なパッケージをインストールします。
(とりあえず必要なコマンド)
opkg update リストをアップデート
opkg list インストール可能なパッケージの一覧
opkg insall インストール
gccや、makeなどもこちらからインストールしないと使用できません。
インストールしたものは、基本/opt/binに格納されるようです。
場合によっては(元々入っているApacheで動かしているcgiからコマンドをよびだした時とか)、/opt/binにパスが通っていなくてエラーになることもあったので注意が必要です。
あともう一点注意点ですが、entware-ngではopkg installでインストールしても、ヘッダーファイルがインストールされません。
Using gcc (native compilation) · Entware-ng/Entware-ng Wiki · GitHub
にありますように、ヘッダーは別途インストールする必要があります。